濃尾電鉄

●はじめに

 名古屋駅には4方向からJRの路線が乗り入れている。そのうち3方面は、それぞれ私鉄路線と競合する。東海道本線の両方面は名鉄名古屋本線の両方面と、関西本線は近鉄名古屋線といった具合だ。さらに、その私鉄路線は、いずれも各会社の稼ぎ頭の幹線である。

 しかし、中央本線だけは、特に目に留まるような私鉄路線と並行していない。名鉄瀬戸線がかろうじて並行していると言えなくもない、といった程度である。

 そこで、この瀬戸線が、窯業の町の瀬戸を終点としていること、さらにその先に同じく窯業の町、多治見があることから、少し瀬戸線の歴史をいじってみようと思う。

●おわりに

 このシミュレーションをしようと思い立ったきっかけは、「常総急行」の歴史考証のあまりの緻密さに、驚愕したことである。よろしければ足を運んでみてください。

常総急行(外部リンク)