若狭本線南部

これは架空鉄道です。たとえ実在する団体名がでてきたとしても、関係ありません。

 若狭本線は大阪梅田から京都烏丸、阪福大津、近江今津を経て小浜に至る138.5kmの長大幹線であり、京阪間ではインターアーバン、京滋間では郊外電車、近江今津以北では峠越えと、その性格は多岐にわたる。本項では、そのうち大阪側の都市部に着目する。

ダイヤ概要

大阪梅田駅下り時刻表

京都烏丸駅上り時刻表

日中ダイヤグラム

 日中2時間分のダイヤグラムを示す。この図において、が特急、桃破線が臨時特急、が急行、が区間急行、水色が区間準急、黒が普通である。また、太線がクロスシート車、細線がロングシート車と区別されている。

 

種別概要

 特急は乗車券の他に特急券が必要である。大阪梅田を偶数時の0分に出る列車が永平寺・東尋坊口行き、奇数時の0分に出る列車が小浜行きであり、いずれも通常時は2+2の4両編成となっている。永平寺・東尋坊口行きは、福井で編成を切り離し、2両編成となって永平寺および東尋坊口に向かう。

 臨時特急は大阪梅田を毎時20分発と毎時40分に出る列車がある。20分発は永平寺・東尋坊口行きであり、帰省シーズンや行楽シーズンに運転される。40分発は近江舞子行きであり、夏の湖水浴列車として運転される。また、このスジは桜と紅葉のシーズンには臨時特急ではなく嵐山線直通列車に利用される。

 嵐山急行は、桜や紅葉のシーズンに運転される行楽列車である。車両はロングシート車だが、臨時特急のスジを利用して走るので大阪天神橋から桂までノンストップの最優等列車である。なお、朝の一本目は大阪梅田ではなく天下茶屋始発である。

 急行は京阪間の速達需要のみならず、現実の湖西線直通新快速のような滋賀県方面への長距離需要をも担う。そのため車両は3扉クロスシートであり、準急以下の4扉ロングシートとは異なる着席重視の構造である。ラッシュ時には快速急行と名前を変え、淡路を通過する。また、区間急行は急行と共通運用であるため、こちらもクロスシート車が充当される。

 区間急行の停車駅は京都市内まで急行と同じで、以降各駅停車になる列車である。日中は急行と区間急行が大阪梅田駅基準で11分、9分間隔で運転されており、京阪間では無料の最優等列車が擬似的な10分間隔になっている。

 区間準急は急行および区間急行を補完する列車であり、また普通が折り返す高槻以遠では各駅停車となってローカル輸送を担う。急行、区間急行に対して下りは高槻まで、上りは茨木から先着し、上新庄などからの利用者が多い。ラッシュ時には準急と名前を変え、高槻以遠でも急行運転をする。

 普通は高槻までローカル輸送に徹する。ただし、大阪梅田から見て、下りは南茨木まで、上りは摂津から有効列車であるため、摂津市あたりから大阪側では普通が最速達列車になる。

若狭本線停車駅案内

大阪市近郊の通学輸送

 大阪市近郊では若狭本線沿線に数多くの高校、大学が立地している。これらの通学輸送は、主に大阪市内を目指す通勤輸送とは逆方向の大きなうねりとなる。

・淡路7:58発高槻行き普通列車

主に正雀、相川への通学輸送列車。正雀の大阪学院大学高校、大阪薫英女学院高校と、相川の大阪成蹊大学、大阪高校の各学生が利用する。

・淡路8:05発正雀行き普通列車

主に上新庄への通学輸送列車。関西大学併設高校・中学など。このラッシュは大きく、この後淡路8:27発高槻行き普通まで続くが、正雀止まりのこの列車は学生以外の利用が比較的少ないので人気が高い。

若狭本線大阪市近郊朝ラッシュダイヤ

阪福電気鉄道:歴史/路線/ダイヤ/車両/その他